ローンの返済と金利

2.0%から2.70%と、2003年には公庫の基準金利は0.7%アップしましたが、2.0%で借りた場合と、2.70%で借りた場合とでは、実は返済額にそれほど差はありません。2.0%で借りても、2.70%で借りても、公庫ローンの金利は11年目からはどちらでも同じ3.5%になるからです。

 

銀行などの民間ローンを利用している人も多いでしょう。そうした民間ローンには、変動金利型の商品が多く、この数年の低金利においては非常な好環境が続いていました。しかし、市場金利が上昇していけば、変動金利型住宅ローンの金利も上昇していきますね。

 

金利の上昇がどれほど負担増になるかを考えてみることにしましょう。例えば、3000万円のローンを35年返済で借りているとします。ボーナス時返済なしの元利均等払いで、当初5年間の金利を1.70%とすると、毎月の返済額は94823円、年間で約114万円となります。5年後に金利が見直されて3%に上昇すると、毎月の返済額は112677円に、年間で約135万円に増えます。

 

金利が4%だと、毎月の返済額は127593円で、年間の返済額は約153万円に膨れ上がります。歴史的に見れば、3%や4%という金利は普通ですから、今後その水準まで上昇する可能性もあります。そうなった場合、低金利でローンを借りている人には、大きな負担増となるでしょう。

 

繰上返済をすれば、毎月の負担増を同じレベルに抑えることはできましょうが、変動金利型のローンを利用していて、現在の低金利で返済がギリギリという人は特に注意が必要かもしれません。